背骨

※首長竜をクリックする事で、各部分の化石を見ることが出来ます

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発掘２５４日目

脊椎骨（２１）

縦6.5 cm　横3.0 cm

発掘最終日、薄い骨化石を岩盤から取り除くため、岩盤を細かく砕いていったときに偶然に出てきた脊椎骨。

形を壊さないように、慎重に取り出す太一。
取り出されたのは、小さくて楕円形の脊椎骨らしき化石だった。

首長竜の脊椎骨は背骨の一番太いところから前後に向けて小さくなっていく特徴がある。つまり、この小さな脊椎骨は、首または尻尾の骨である。
このどちらの骨であるかを見分けるある特徴が、首の骨にはあった。
それは、背骨に比べ楕円形のものが多いということ。
今まで発掘された脊椎骨を比べても明らかに違う。
この骨は首骨なのだろうか？
長谷川博士に鑑定して頂いたところ、やはり首の骨ということが判明。

その後も１５００袋の岩盤からは複数の首の骨が発見された。