出場チーム

12月16日、パチューカ戦前日会見

12月16日、北中米カリブ王者パチューカとの初戦を明日に控えたリガ・デ・キトが試合会場となる国立競技場で、最終調整を行いました。エクアドル勢として初の南米王者に輝いたリガ・デ・キトは、これが世界へのデビュー戦。母国エクアドルでは早朝5時半から生中継されるとあって、気合も十分です。

バウサ監督
「14時間の時差にもようやく慣れて来た。まだ眠いし、食事も合わないところがあったが、改善されたので問題ない。準備は十分出来たと思うし、あとは最終チェックをするだけ。」

キャプテンMF ウルティア
「ついに試合前日を向かえたが、準備が万全ではないなんて間違っても言えないね。チームのモチベーションも高い。今まで頑張って来た自分を信じて、自分たちらしい戦いをしたい。」

Q.リベルタドーレスカップ決勝と同じぐらいのモチベーションか?

バウサ監督
「エクアドルは朝5時半だが、みんなが見てくれていると信じ、国への愛情を心に持って期待に応えたい。今回はユニフォームの袖にエクアドルを旗を付けた。私自身、この大会に出場出来ることをとてもうれしく感じている。選手には、これまで学んで来た事を披露してもらいたい。試合では、いろいろな事が起こるが、選手たちはそれを克服出来ると信じている。信頼を裏切らない戦いを見せたい。」

キャプテンMF ウルティア
「リガ・デ・キトのファンだけでなく、エクアドル国民そして南米のみんなが応援してくれていると思うので、その期待に応えられるよう力を出し切りたい。参加するために来たのではない。絶対にチャンピオンになるつもりだ。」

Q.1試合消化しているパチューカの方が有利では?

バウサ監督
「確かに過去の大会を振り返ると、どのチームも最初の試合でいい結果を出せてないのは事実だが、我々にとって明日の試合は特別なもの。負けたら決勝には行けないのだから。パチューカが有利だとは思わないが、得るものはあっただろう。力も均衡しているので、どちらが有利という事はないし、難しい試合になると思っている。」

Q.PKの練習はしたか?

バウサ監督
「この大会の特徴として、結果を読みにくいというのがある。うちとパチューカは、チームの特徴が似ている。どちらも、攻撃に重きを置いている。PKの練習はしていない。いつも、PKの練習には疑問を持っている。ボールを止めて蹴っても意味がない。やる気とか、心の内から込み上げて来るものがないと意味がない。」

Q.スタメン11人は決めたか?また明日は雨だが、影響は?

バウサ監督
「雨は残念だね。ピッチが濡れると、ボール支配の仕方が難しくなる。選手が影響を受けないで欲しいとは思っている。スタメンは、今日の練習を見て決めたい。アンブロッシはかなりの確立で出ない。カジェ、セバージョス、カンポス、N.アラウーホ、カルデロン、レアスコ、ウルティア、W.アラウーホ、ボラーニョス、マンソ、ビエレルあたりが出ると思う。」

Q.国からPRするように言われたそうだが?

MF ウルティア
「力を出し尽くして、試合でいい印象を残したいと思う。エクアドルだけでなく、大陸全体の代表として、好印象を与えたい。」

Q.どういう戦い方を?

バウサ監督
「一番大事なのは、ウルティアが言った事。国を代表するのだから、相手がうんぬんという話ではない。この大会を目指して、かなりの練習を積んできたのだから、自分たちの色を出したい。うちにはうちのいつものプレースタイルがある。例えば、早いボール回しからの展開だとか。うちの選手は、バラエティに富んでいるので、まずは自分たちのプレーをして、パチューカの出方を見たい。これまで練習して来たことを、この場で披露したいと思う。」

Q.キトは2800メートル級の高地だが、東京の印象は?アドバンテージはあるか?

MF ウルティア
「まずは、日本のみなさんの温かいもてなしに感謝をしたい。確かにいつもはキトという2800メートルの高地でやっているが、エクアドル国内にも低地はある。リベルタドーレスカップでもアウェーでの試合があるし、15試合に2、3試合は低地でやっているので、有利も不利もない。全く影響はない。」

Q.パチューカで警戒している選手は?

バウサ監督
「チーム全体がいいと思っているので、個別の選手名をあげるのは難しい。ただ、ヒメネス、マリオニは若い頃から知っている。素晴らしいクラブという事は、みんな素晴らしい選手だとという事。昔と違って、今のサッカーは守備にも攻撃にも全員参加が鉄則。後は、うちの選手が試合当日に気持ちよく目を覚ましてピッチへ出て行ってくれればと思う。」

MF ウルティア
「いろいろなタイプのいい選手がいる。この間の試合で逆転勝ちをしたのだから、それが全てを物語っているのではないか。油断は出来ない相手だ。」

Q.代表で見ると、エクアドルはメキシコには強くないが?また、マンチェスター・ユナイテッド戦を意識しているか?

MF ウルティア
「リガ・デ・キトはいいチームだと思うので、そういうことは関係ない。今を生きるのが大事だと思うし、今日も歴史の1ページ。南米王者としてこの場にいるのだから、明日の試合は勝たなければならない。ぜひともマンチェスター・ユナイテッドに挑みたい。南米王者の名をかけて、優勝したいと思う。」

バウサ監督
「私も指揮官として、選手たちがしっかり前へ進めるよう頑張りたい。今、選手に望むことは明日の朝に気持ちよく目覚めて欲しいということだけだ。」