出場チーム

12月19日、司令塔マンソがGKに転向?

12月19日、マンチェスター・ユナイテッドとの決勝に向け、リガ・デ・キトが練習を行いました。エクアドルから着いたばかりというファン15人がかけつけ、選手たちを激励。握手攻めにあった選手たちも、はるか彼方の母国からかけつけたファンの激励に、うれしそうでした。

  

また、この日の練習では、司令塔のMFマンソがにGK転向?!実は、GKとしてプレーするのが好きだと言うマンソは、時々選手の練習相手としてゴールマウスに立って気分転換をするそうです。

MF ウルティア
「決勝進出を決めた時から、誰もが期待していたが、やはりマンチェスターUが勝ち上がるのは当然の結果だと思う。望んでいた相手だよ。今までのモチベーションとは異なり、特別な試合になる。強敵なのは分かっている。よい結果を出すためには、ベストを尽くして備えなければ。」

Q.昨日見たマンチェスターUのプレーの印象は?

「今まで見て分かっていた事実と大差はなかった。個々のテクニックは素晴らしい選手ばかりで、強いディフェンス陣だった。でも、私は、リガ・デ・キトのサッカーを信じている。調子が良ければ、痛手を負わせる事は出来る。とにかく全力で戦うよ!(笑)」

Q.何が鍵となる?

「いつもと同じだよ。マンチェスターUだからといって、僕らは姿勢を変えたりしない。どんな試合であっても、変えてはいけないと思う。僕らの強みは、これまで同様、中盤に強く、守備は不動。中盤からトップには崩されにくく、スピードある選手がいるから、ダメージを与えられると思う。」

Q.今日の練習は別メニューだったが?

「順調だと思う。選手はみなモチベーションも高く、調子がいい。チーム全体が、日に日に調子を上げてきているので、大丈夫。私個人の別メニューは、内転筋に少し違和感を感じたからで、その他に、膝と背中が少し・・・(笑)年末に来て、がたがきたのか、それぞれの箇所が少しね。でも、大した事ないので試合には間に合うよ!」

Q.マンチェスターUは5ゴール。あの攻撃をどう止める?

「スペースを与えたり、チャンスを与えてしまったら、10回中10回ともゴールするのがマンチェスターUだと認識している。昨日の試合に関しては、僕らの守備の方が堅いって自負がある。ガンバ大阪よりも、いい守備が出来ると思う。だから、決勝はもっといい試合になるよ。」

Q.どの選手を、重点的にマークする?

「全員だよ(笑)。ナニ、ロナウド、ギグス・・・。ルーニー!テベスも!と、言ってたらきりがない(笑)とにかく、全員をマークだよ(笑)」

Q.優勝へ向けての意気込みは?

「決勝だよ。これが、本当の決勝!やっとここまで来れた。世界一を決めるのだからモチベーションがないわけがない。むしろ有り余ってるぐらいだ。」

Q.この大会は、リガ・デ・キトにとってどういう意味がある?

「私たちにとって、この決勝は、サッカー人生最大の、最も大切な試合だ。エクアドル国民の期待も背負っている、とても大きな賭けだ。優勝出来たら、とても大きな価値のある勝利となる。人生は続くし、タイトルが取れなかったからといって死ぬわけじゃない。だからこそ、僕らの想い次第なんだって、皆で話し合ったんだ。サッカーの神様が僕らに微笑んでくれる事を祈る。多くの人々の心の中に、私たちリガ・デ・キトが刻まれる事を願っているよ。」

GK セバージョス
「昨日の試合は、面白くていい試合だったと思う。マンチェスターUは凄いチーム。スピードがあり、バランスを失わない優秀な選手ばかりだ。うちにだって、持ち味はある。守備に関しても、攻撃に関しても、素晴らしい選手が揃っている。マンチェスターUは、有利に立たせてしまったり、ミスを犯したら致命的。あれだけ優秀な選手が揃っているのだから、大差をつけられかねない。だから、隙を見せるわけにはいかない。彼らにチャンスを与えないために、最大限の集中力と注意力が鍵となる。」

Q.エクアドル中が、皆さんを誇りに思っているのでは?

「それは心の底からうれしいよ。僕らが国を代表している事に、国民が誇りを感じている。とても感動する。だからこそ、タイトルを獲得して、より大きな喜びを与えたい想いでいっぱいだ。」

Q.どんなサッカーを見せてくれる?

「今シーズン通してやっているサッカーを見せたい。パス回しの多い、面白いサッカー。スピードあるゴールエリア内でのプレー。守備は、徹底的に組織化されている。それが、リガ・デ・キトのサッカー。」

バウサ監督
「マンチェスターUは、予想どおり上がってくると思われた相手。伝統ある強豪だ。しかし全てを差し置いて、これは決勝で、世界二強のチームの対戦。十分魅力的な試合になる。我々はここまで来られた事を、とても誇りに思っている。相手は優勝候補だが、全てをかけて戦うつもりだ。死闘になろうと、命ある限り全身全霊で試合に挑みたい。今は、何よりも、チームが活力を失わないようリズムを重点的に練習している。決勝は、ボールタッチ、ボールとのリズムが最も重視される武器になるから、そこをね。試合に向け体力を温存させるために、大きな要求はしなかった。」

Q.ウルティアとビエレルは、別メニューだったが?

「深刻でない事を願って、彼らの回復を待とうと思う。初戦での大きな努力が、大きな疲労感を生んだ。回復するのに、まだ48時間あるからね。逆にアンブロッシは、調子を上げている。まだ、様子を見ているが、明日には明確になるだろう。」

Q.マンチェスターUの攻撃に対抗出来る?

「戦う準備は整っている。試合をコントロール出来るかは、別の話だが。チームがここまで来れたのは、自分たちの実力。次も最善を尽くすだけ。誰かの名を挙げたり、個人に注目するのは、その他を過小評価している事に繋がる。C・ロナウドとその一方にナニ、ギグスとテベスがコンビを組んだ。更に、ルーニーが登場。それがマンチェスターUなのです。主役級の選手を多く揃えた、偉大なチームだと言える。もちろん我々も、偉大な選手の揃った偉大なチームだよ。」

Q.世界の舞台で、どんなサッカーを見せる?

「我々は、これまで同様のサッカー、リベルタドーレスカップを戦い抜いたサッカーで挑みたい。今回は、たまたまクラブワールドカップの決勝なだけ。スタイルを変える気はない。パチューカ相手に戦ったのと同じ方法で戦う。サッカーにおいては、時として対戦相手が状況を上回る事がある。でも、それが原因で、我々のサッカーに変化が生じる事はない。これまで同様にチームプレイで最善を尽くしたい。」