北登の訓練日記 〜5月〜
DASH村にも、飼い主にも、すっかり慣れてきた北登。
ただ、北登には北登なりのストレスがあるようで・・・・・・


●問題「穴を至るところに掘る」
これまでも暇を見つけては前足で土を掻き、穴を掘っていたが、ここ最近、さらにその癖がひどくなった。
ある朝、見てみると、修復した家の土台を揺るがしかねないほどの大きな穴を掘ってあったのである。
犬はもともと穴を掘る習性を持っているため、特に放っておいてもよいかと考えたが、何かストレスがある可能性もあるため、向き合ってみた。


〇取り組み「散歩の時間を十分に取らせる」
もともと穴を掘る習性を持っている犬だが、身体を冷やすためや、退屈しのぎ、あるいは夢中になる遊びとして掘っている可能性もある。
ただ、北登の掘る穴は大きく、運動不足の不満を穴掘りにぶつけているような印象があったため、散歩の時間を十分に取ったり、また、放して自由に遊ばせたりして様子を見るとよいという。


◇状況「とりあえずは掘らなくなった」
掘る行為に対して叱ることはしなかったが、散歩の時間を十分に取り、また、長いロープでより自由に遊ぶことができるようにした。
さらに、吠えたときには近寄って行き、ストレスを解消させるための取り組みをした。
その結果、深さ20センチより掘ることはなくなった。
ただ、まだ掘ることがあるため、他にもなんか問題があるのかもしれない。

●問題「さわられるのを嫌がる」
最近、噛むことがなくなったため、安心してあごや背中をさわっていたら、嫌がって逃げ出すことが多くなった。これはさわりすぎの可能性もあるが、こうなると、シャンプーや爪切り、耳掃除といった日常の手入れに苦労するだけでなく、何かあったときに動物病院での診療も難航することとなってしまう。
人間にさわられるのをいやがらないようにすることはできないものか。

〇取り組み「人間への安心感を覚えさせる」
おなかや足先、耳、口など神経が敏感な部分は犬にとって急所に当たる。
ある程度、成長してくるとその部分を守ろうと警戒しだし、人からさわられることをいやがるようになり、無理にさわろうとすると暴れて抵抗するという。
そこで、どこを触っても嫌がらずに受け入れてくれる犬を育てるには、人間への安心感を覚えさせるとよいという。
全身を包み込むように静かに抱きしめて犬が落ち着いているようであったらやさしい声を掛け、上半身を起こして胸のあたりを優しく撫でる。
逆に嫌がって動くようだったら叱らずに少し力を強めて抱きしめるようにして動きを制する。
そうすることにより、人間への安心感を覚えていくというが・・・

◇状況「まだ嫌がる」
すっかり噛まなくなったため、かわいがりすぎたためか、まださわられるのを嫌がっている。
現在は、運動後、横になって寝ているときに、脇腹や腰のあたりを優しくさすったり、くすぐったりして喜ばせながら足の付け根、尻尾をさわっていく取り組みを行っている。


訓練日記

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