北登の訓練日記 〜7月〜
季節は夏。
訓練の甲斐あってすっかり噛むことはなくなったが、6月の問題、「スワレを指示しても座らない」と、「呼んでも戻ってこない」のその後の経過は?



●問題「食事時以外、"スワレ"をしない」


◆その後◆
えさを持たずに、しっかり北登の目を見て「スワレ」と指示し、できたら胸を撫でて誉める取り組みを繰り返した結果、飼い主の意を汲んでか、座るようになった。しかし、飼い主の方を向かず、背を向けて座ることが多い。
現在は、飼い主が姿を見せるだけで座るようになっている。飼い主の気配を察すると、おとなしく座って何かを欲しそうな表情をして待っている。
ただ、これはまだえさをもらうための「芸」の可能性があり、心から飼い主のことを主人として信頼しているかというと疑問。課題は残る。


●問題「呼んでも戻ってこない」


◆その後◆
「北登」と呼ぶと振り向くが、飼い主のもとへは戻ってこない。
そこで、5メートルほどの長めのロープを持って逃げ出さないようにし、しばらくは勝手に遊ばせる。そして、何度も呼び続けたり、おびき寄せるように木片を投げて反応を狙ったりし、戻ってきたらエサをあげて撫でて誉める訓練を続けた。
その結果、戻ってくるケースはそれまでに比べて増えた。
ただ、好物の草や気になる虫などの誘惑があると、何度呼んでも飼い主の方へは戻ってこない。
八木橋と一緒に走って逃げてしまうこともあり、飼い主のことをいまだ主人として信頼していない模様で、今後も訓練は続く。

訓練日記

[ TOP3月4月5月6月・7月・9月11月12月 ]