北登の訓練日記 〜12月〜
●北登がやってきてまもなく1年。
この1年を振り返ってみると、やってきた当初の噛み癖は、春のうちになんとか直り、それからは、同じDASH村に暮らす"家族"として、飼い主との信頼関係もだいぶ築けてきたと思われる。




― この1年の主な訓練の成果 ―

■「"スワレ"を覚えた。」

スワレは、食事の前にさせる取り組みを続けていたのだが、しばらくは、できても背を向けてのスワレであった。このため、飼い主の方を向いて座ったら誉め、向かなかったら誉めないという取り組みを続けた。
さらに、これまで、口で言うときは「スワレ」、「オスワリ」、手で合図するときは、手のひらで合図したり、背中を押して座らせようとしたりとばらばらだったのを、人差し指を立てる合図に統一。
その結果、スワレを覚えてくれ、指一本を立てると、瞬時に座るようになった。
ただ、他に気が散っていてしないときや、いつの間にか忘れているときがあるため、まだまだ日常的に取り組みをしていく予定。

■呼ぶと大体のときは戻ってくるようになった。

綱を放して勝手に遊ばせると、ほとんどの場合は、呼べば戻ってくるようになった。
ただ、たまに自分のペースで駆け回るのが、うれしくてうれしくてしようがないのか、飼い主から逃げ回って戻ってこないことがある。
これは、ストレスがたまっている場合も考えられる。そのため、日々の散歩と、北登との全力疾走は、欠かさないようにしている。

■飼い主の歩調にあわせて歩くようになった。

好奇心旺盛な北登は、夏ごろまでは散歩中、草を食べたり、山に登りたがったり、アイガモにちょっかいを出したりと勝手気ままに行動し、飼い主は引っ張られるケースが多かった。
この行動は、飼い主よりも北登のほうが優位に立っているということ。
そこで、寄り道をしたら、綱を引いて注意。その結果、これまで勝手に行きたい方向に進んでいたのが、散歩中には主人を気にしてちらちらと振り返り、歩調を合わせて歩くようになった。また、飼い主が転倒したときは、ちゃんと待っていたり、飼い主の麦わら帽子が風で飛ばされたときには、追いかけて行ってくわえてきたり、という名犬ぶりを発揮したこともあった。

●一年で飼い主との関係もだいぶ変わってきた北登。
ただ、今でも言うことを聞かない場合や、一旦覚えたにもかかわらず、しばらくするとすっかり忘れている場合も、しばしばある。
そのため、今後も飼い主と北登が、仲良くたのしく暮らしていくための訓練は、まだまだ続く。






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