取材日記

2009.12.15

FKを蹴るGKビラールは超いい人!

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アナウンサーの田辺研一郎です。12月13日、実況を担当する北中米カリブ王者アトランテ(メキシコ)の取材へ行きました。注目のGKビラールのインタビューに成功!通訳はボカ・ジュニアーズでもプレーされた亘崇詞さんにお願いしました。前日に試合があったので、コンディションを心配していましたが、ビラールは30分も丁寧に答えてくれました。最後には意気投合し、3ショットで記念撮影も!

FKも蹴る足元のテクニックに優れたアルゼンチン代表GKビラール。
「FKを蹴るようになったのは、ゴールを決めるっていうことへの興味から。いつも(ゴールを)受けるばっかりなのにウンザリしてさ(笑)。練習をしているうちに、チームの助けになれそうな可能性が見えてきたんだ。数人のコーチから、そういう場面が出てくるかもしれないから準備しておくよう言われて・・そうやって始まったんだ。」

確かに初戦のオークランドシティ戦では、流れの中でも正確なフィードを披露。GKから攻撃のチャンスが何度も生まれるのは、アトランテの重要な武器ですね。

また正GKながら、背番号は「3」というのも異色。これは、出身地であるロハス(Rojas)のチームで、父がアマチュアとしてプレーしていた時の3番を背負いたかったから。親孝行息子の一面もあります。

アトランテの選手は皆、バルセロナとの対戦を「夢」と位置づけています。ビラールもその一人。
「バルセロナと対戦して完璧な試合をする、そして勝利するっていうことを夢見たりはするさ。
その試合に勝つことは・・・人生で一回しかないことかもしれない。それが僕らの夢だね。」

準決勝バルセロナ戦はいよいよ16日深夜。バルサの夢のようなプレーも注目ですが、ビラールのプレーもお楽しみに!

※編集注:田辺アナはジェフユースのGKでした。やはりGK同士、気があったようですね!