取材日記

2009.12.10

都並さんのマゼンベ直撃取材!

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12月10日、解説者の都並敏史さんが、アフリカ王者マゼンベの取材へ行きました。なぜか取材のときも、大きなカバンを肩にかけたままの都並さん。なんでだろう?と思っていたんですが・・・。さすが”炎のサイドバック”と呼ばれた元日本代表DFです。取材でも、現役時代を彷彿とさせる攻撃参加を見せてくれました。

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都並さんの注目は、FWムプトゥ。アフリカチャンピオンズリーグで7得点をあげ、チームを41年ぶりのアフリカ王者に導いたエースストライカーです。24歳ながらキャプテンも務めており、まさにマゼンベの大黒柱。都並さんは、取材が解禁になるとすかさずムプトゥの元へ。まず、大きなカバンから出てきたのが、日本からのお土産「Made in Japan」のTシャツ。ところが、この取材は日本語を英語に訳し、英語からフランス語に訳して初めて伝わるという、ちょっと複雑なことになっていました。

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なので、意味が通じるまでの間が気まずい。その雰囲気を感じた都並さんが、すかさずカバンから取り出したのはご自身が現役時代にマラドーナとプレーしたときの写真。
「This is Maradona, and it's me !」と都並さんが言うと、
ムプトゥはびっくり!「You?!」
言葉の壁を飛び越え、一気に打ち解けたのでした。

都:小さい頃の憧れの選手は?
ム:ジダンです。

都:そのテクニックはどうやって身に付けたんですか?
ム:テレビでたくさん試合を見てイメージを作りました。でも、生まれもったものもあると思います。
子供の頃は、道でサッカーをしていましたね。

都:自分の最大の武器はなんですか?
ム:インテリジェンス、それだけです。

最後に都並さんが、「絶対にブレイクすると思うのでこれから頑張って下さい」と伝えると、
「Victoire ! Victoire !!」(ヴィクトワール:勝利を!)と誓ってくれました。

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さらに都並さんが直撃したのは、GKキディアバ。今度は、カバンから日本の扇子を取り出し、プレゼントしました。恐るべし!都並さんのカバン。雰囲気を盛り上げる小道具が次から次へと出てきます。キディアバは喜んで、その場で使用感をお試し。このキディアバ、味方がゴールをすると、「座ったままジャンプしながら前進する」不思議なダンスを披露します。そのダンスの意味を尋ねると、そこには深い思いがあったのです。

「あれは平和のダンスです。私たちの国では長い間戦争がありました。今では平和になったし、私たちはアフリカで優勝したので、そのダンスをしました。記念のダンスです。」
さらに都並さんに「一緒にやってみようよ!」と言って、その場は大盛り上がり。そして、二人同時にスタート!あっという間に差がついてしまったのが、トップの写真です。
挑戦した都並さんは、「バネがあるね!この選手、弾むねー!いやー難しい!!」と息を切らせていました。
キディアバは、「明日マゼンベがゴールしたら、このダンスを見せますよ」と約束してくれました。

果たしてキディアバのダンス、ムプトゥのゴールは見られるのか?!
マゼンベ対浦項は明日12月11日25:00キックオフです。