スタッフブログ

2009.11.28

It's a small world ! !

スタッフNです。先週11月21日のこと。私の仕事の一つに、出場チームの情報をまとめてデータブックという資料を作成する・・・というのがあります。毎年のことなんですが、この時期はやってもやっても仕事が終わらない。この日も、アフリカチャンピオンズリーグ関連のニュース(英語)の翻訳を、電車の中でやろうと持ち帰りました。

私はとある私鉄沿線(マイナー路線)に住んでいます。しばらくすると私の隣の席が空き、金ピカの刺繍が施された民族衣装を着た黒人の方が座りました。どう見てもアフリカ人です。

ふと気がつくと、その人はどうやら私の手元にある資料を読んでいるらしい。視線を感じます。電車のゆれで、資料が傾くと一緒にその方の首も動きます(笑)
駅を5つぐらい過ぎたあたりでしょうか。突然「Are you a journalist ?」と聞かれました。
「Yes」と答えると、「I'm a Nigerian」と一言。

思わず笑ってしまいました!私が読んでいた記事は、マゼンベ(コンゴ民主共和国)がハートランドというナイジェリアのクラブをくだしアフリカ王者になったという内容。その方は、私を見てなんで日本人がそんなものを一生懸命読んでいるのか、とても不思議に思ったようです。確かに、私だってどこか海外で一生懸命Jリーグの記事を読んでいる人を見かけたら、気になって仕方ないと思います。

そんなこんなで、その方とは話が弾み隣の駅に住んでいることも分かりました。そこで、私はさらなることに気がついたのです。私はボランティアで近所の小学生に英語を教えているのですが、その生徒が「うちのクラスにはナイジェリア人がいる」と言っていたのです。
「あなたには娘さんがいますか?」
「いますよ」
マジ?!力の入る私。
「○○小学校ですか?」
「あ~、それは私の友人の娘です」

惜しい!でも、私の家の近く(やや田舎)には、ナイジェリア人のご家庭が二つもあったんですねー。だったら、いつかまた会えるねと言って、私は電車を下りました。連絡先を交換しなくとも、なんだかまた会えるような気がしました。私は海外旅行&サッカー観戦が大好きで、世界のいろいろなところで、こういう小さな出会いがありました。今でも友達という人も少なくありません。

バルセロナのイブラヒモビッチが「サッカーは世界の共通言語」と言っていました。これは、メッシとは言葉が通じなくとも分かり合えるという意味で使っていたのですが、一流プレーヤーだけでなく、私のようなただのサッカー好きにも当てはまる。仕事に追われていた私ですが、疲れもふっとんだ小さな出来事でした。

ちなみに完成した資料です(写真右)。
写真左は、hamaちゃんデザインのマニュアルの裏表紙。らくだが入ってます(笑)

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