2009年10月23日

 

ピアノデュオを聴いて来ました。

今年もあと2カ月余りとなりました。皆さま、お変わりありませんでしょうか?
ディレクターのまさです。
今日は番組から少し離れたお話を。。。

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先日、ピアノデュオの演奏会に行ってきました。
『根岸&猿田泰寛 2台ピアノデュオコンサートツアー'09』
(2009.10.12 東京神楽坂・音楽の友ホール)

ウィーン国立音大で知りあった2人が、音楽家として、友人として意気投合し始めた男女による2台ピアノ。「白鳥の湖」やホルストの「惑星」、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」などを自分たちで編曲し、披露して行く演奏会です。
どの作品も、2人が力をあわせて分析&解釈をし、それを2台に振り分け楽譜に反映する、といった真摯な作業の面白みが伝わり、加えて聴衆を楽しませたいと言う音楽家としての本能が存分に感じられる演奏ばかり。連弾では味わえないような重厚感や掛け合いが楽しく、2時間のステージがあっという間でした。ピアノ・デュオで良くある軽音楽的なプログラムと違い、オーケストラ作品に真正面からぶつかっていく様子はとても爽快の一言です。


オープニングはプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」から「モンタギュー家とキャピュレット家」。
“この2人には冒頭の不協和音はこう聞こえてるのかぁ”とか、“グランカッサの重低音まで聞こえてきそうな空気感”など、原曲が好きだからこそ楽しめる“カッチョエエ!”な感じも多々あり、コンサート開幕にして「この日の聴きどころ!」となりました。

「白鳥の湖」の「ワルツ」では、興に乗ってくるに従って華麗なリズム感が増してきます。そう、2人はウィーンで音楽を学び、意気投合した間柄。3拍子の2拍目が少し前に行く独特の感覚…チャイコフスキーにウィンナワルツの薫りが漂い、会場中に酔いしれた雰囲気に包まれます。

フィナーレはピアソラ。
超絶技巧も交えての丁々発止な掛け合いが、ピアソラ作品の持つ緊張感を見事に引き立てていきます。
そして、演奏会最初からパワフルな音量が最後まで続く驚異さ! 終始集中力の高いアンサンブルで、本当に最後まで一時たりたも飽きさせない、見事なステージでした。


女性の根岸さんが使っていたピアノはベーゼンドルファー。芳醇な低音の響きが、彼女の紡ぎだす世界観ととてもマッチしていてとても気持ち良かったです。
席の関係で猿田さんの使うピアノがどこのものかはわかりませんでしたが、おそらく国産(?)のどちらか。早いパッセージを的確に音にする高度な技術に応えた、こちらも素敵な組み合わせ。
そして、2台の音色の違いが、アンサンブルの面白さをさらに引き立て、立体的にしていたのも面白い発見でした。


なーーーんて、分かったようなことを書きましたが、要は“すごく楽しく、充実した時間を過ごした”ということに尽きます。理屈抜きで面白い演奏会でした。

お2人のこれからの活躍を益々期待しちゃいます。

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ルンルン《お2人のピアノデュオのHPはこちらです》
https://2pianosduo.com/toppage.html

今夜の「トゥーランドット」はラストで不覚にも涙がこぼれました。♪(*^_^*)♪
オペラに免疫ができていなかった。。。劇場に足を運ばなくては。。。
これからも「深夜の音楽会」が楽しみです^^


ベルキャット
2009年11月26日
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