2009年12月05日

 

辻井伸行さん×読売日響の特別演奏会

すっかり肌寒くなりました。もう12月ですね。

日付的にはもう一昨日になります。オーチャードホールでの特別演奏会。
満員の会場にはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が響き渡りました。

ピアニストは今年の日本クラシック界最大のニュースと言って良いでしょう、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人初の優勝を果たした辻井伸行さん。タクトを振ったのは、その辻井さんが通う音楽大学で教鞭をとっておられる我らが正指揮者の下野竜也さんです。

このコンサートは皇太子殿下がご鑑賞にされたと言うことで、新聞・テレビなどでも数多く報道されたようです。

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コンサート当日、本番に先立ち、午後からゲネプロ。
我々テレビスタッフも準備万端でカメラ&オーディオのリハーサルに臨みました。

このリハーサルから辻井さんも下野さんも読響の皆さんも集中力の高いこと! カメラマンが思わず聴き惚れてしまい、撮るはずの映像を忘れてしまうほどでした。ゲネプロ後の確認作業では、ホール内にいるカメラ&制作スタッフが口々に「凄い!凄い!」を連発。
担当ディレクターの自分は中継車の中でスピーカーからの音しか聴くことができず残念でした。


果たして本番は。。。
演奏に触発されたカメラマンたちが渾身の映像を作ってくれました。
決してクラシックに詳しいスタッフばかりではありませんが、体で、心で、辻井さんと読響の皆さんの縁像を感じ取り、リハーサル以上の気持ちが籠った映像を作ることが出来たと思います。

アンコールのカメラ割りは全てアドリブ。
各カメラマンが「俺の画を取ってぇ!」と言わんばかりの画を作って、選ぶ僕らを迷うわせます。これまた楽しい作業でした。

終演後、夕方ニュースの放送を終えて後半から聴くために汐留から飛んできた、報道の笛吹キャスターが舞台裏に。今は仕事の時間の都合でなかなか演奏会に足が運べて居ないそうですが、以前は読響番組の司会を務めていただけに、今回の演奏会は是が非でも来たかったんだそうです。彼女は「辻井さんは、聴く私たちをすごく幸せな気持ちにさせてくれるピアニスト。本当に来て良かった」と興奮気味に語っていました。


この演奏会の模様は1月24日(日)夜11時からBS日テレにて放送されます。
ピアノ協奏曲はモチロン全曲丸々OA。
そして下野さんと辻井さんお2人へのスペシャルインタビューもたっぷりお送りします。そうそう、このインタビューの中で、私たちが7年前に収録した辻井さん(当時14歳)のグリーグ・ピアノ協奏曲を聴いていただきました。その様子もぜひ楽しみにしていてください。


※追記:
地上波の放送日時について表記が間違っていました。申し訳ございませんでした。

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